地域ねこの最期
そういうこと。。。
この活動の目的「過酷な生活を強いられている野良猫を減らすこと」
だから、この日が来ることは分かっていたはずですが、目の当たりにすると悲しくてめげそうになります。
※下記画像、ご気分を害される可能性があります。その場合は閲覧をご遠慮ください。
本日、管理している地域ねこ達のコロニーで1匹の地域ねこが虹の橋を渡りました。
色々な人に色々な呼ばれ方をしていたこの子。「新入り」「しま」「ヨボ」
昨日、エサやりボランティアさんから「猫の首元に大きいしこりのようなものができてきた」との連絡を受け、病院へ連れて行くためその日の夕方に保護。
しかし、スタッフ宅へ連れて帰ったその日の晩に、息を引き取りました。
最期はそのスタッフが、撫でて声をかけて見送ってくれたそうです。
いつもいつも、朝晩かかさずエサやりをしてくれていたボランティアさんや、可愛がってくれた近隣の方、私達スタッフ(特に看取ったスタッフ)も、突然のお別れに戸惑い悲しみました。
「一代限りの命を見守りましょう」
と、いつも言ってこの活動を行ってきましたが、今日ほどこの言葉の重みを感じたことはありません。
命を見守るって、こんなに重たいことなんだと、改めて感じました。
そして、これから先、どれほどのお別れを迎えないといけないのか・・・と、想像しただけで気持ちが真っ暗になります。
今回のように、最期を見届けることは希少かもしれません。
これまでも、地域ねこが帰ってこなくなったことは何度もあります。もしかしたら、静かに一人で最期を迎えたのかもしれません。それもまた、面倒を見ていた私達としては心配なことではあります。
だから、今回のように、最期を見届けられたのは、まだ良かったのかも。
猫がどう思っていたのかは分かりません。
でも私達にとっては、最期までみることができたという、ひとつの踏ん切りがつきました。
こうやって、命と向き合っていく。
地域ねこ活動って、そういうこと、なんですね。。。
こんな思いをする人を減らすためにも、このような野良猫を増やさないようにしないとですね。
↓昨日の様子。首元が大きく腫れています。
今年の3月頃に突然現れたこのオス猫。
突然現れたので「新入り」と呼び始めたのですが、新入りなのに誰よりも人懐こく、そして他のオス猫には攻撃的な子でした。
そこから今日まで、そこのコロニーに居ついて、毎日のエサやりボランティアさんには後をついて歩くようにまでなっていました。
ブレブレの写真しか撮れていませんでしたが、人の手からエサを食べることもできた可愛い子でした。天国でも煮干し、ボリボリ食べてね!
短い期間でしたが、地域の猫として可愛がってもらえたのは確か。
最期も看取れて、、、悲しいけど、理想的な形だったのではないでしょうか。
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