虹の橋を渡って

とうとう・・・

渡ってしまった。


こんなに小さいのに、一人で逝かせてしまった。


生まれて間もなく、猫風邪に侵され、夏の暑さで体力も落とされ、目も開けられず、どれだけ苦しかっただろう。


発見時、すでに瀕死の状態だった子猫を、会のスタッフが1時間おきにミルクを与え、懸命の介助をしました。

痩せて骨が見えるような状態だったけど、一生懸命手足を動かして、点眼のおかげでうっすら開いた目で「ワタシ頑張るよ!」とうったえてくれた可愛い子でした。


関わったスタッフや家族から「しまちゃん」と呼んで可愛がっていました。


でも。。。

保護してから4日目。

最期はスタッフの手の中で、大きく息を吸って、吐いて・・・。

静かに旅立っていきました。


※最期の写真。ご気分を害されるかもしれません。そのような場合は閲覧をご遠慮ください。

(会としては、実際起こっている現実として知って頂きたく掲載をしています)



身体を洗って、キレイになって、天国では元気にお花畑で走り回ってね。

他の兄妹たちは順調に回復し、自力でご飯を食べられるようになってきました。

しまちゃんの分まで、元気に幸せになってもらえるよう、新しい家族を探していくからね!

その前に、まずは完治を目指して。



このように、野良猫の生活は本当に過酷なのです。


「かわいそうだから」

と、エサだけ与え放置していると、繁殖をして、このような猫がどんどん増えていきます。

そして、生まれて間もない子猫たちが、過酷な環境に耐えきれず短い命を終わらせてしまうのです。

そのような猫を増やしてもまだ「かわいそうだから」と、エサだけ与えますか??

このような状態の子猫を見て、放置しますか?

その面倒は、ボランティアがするべきだと思っているのでしょうか?


野良猫にエサをあげるのは、動物を慈しむ心を持ってのことなので、悪いことでもなければ違法なことでもありません。

しかし、その慈しむ心があるのなら、これ以上不幸な命を増やさないよう、不妊去勢手術をさせてあげるべきです。


しまちゃんのような子を、増やさないため、野良猫を増やさないため

不妊去勢手術を!

そして、捨て猫を許さない!





東浦地域ねこの会

2018年2月愛知県東浦町で発足。育児家事仕事をしながら活動に奮闘中!地域猫活動とは何か?ボランティアとは?分からないことばかりの中、色々失敗しながらも様々な人の協力を得て活動を続けています。

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